今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。
1978~2012年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを
分析してみました。
■ファンダメンタルズ
■2013年の超重要世界的イベント
1月 米国「財政の崖」問題解決
4月 日銀総裁 白川氏、任期満了
7月29日 - この日までに日本に於いて第23回参議院議員通常選挙が投開票予定。
日付が未定のもの
ベラルーシ・ロシア連合国家では2013年(平成25年)までに単一通貨を導入する予定である。
太陽活動がこの年の半ばごろに極大期のピークを迎えると予測されている。
2012年に重要な選挙が世界中で行われて、
2013年は地球規模的な新体制始動の年となります。
米国の「財政の崖」問題ですが、昨日1/1に、
財政の崖を回避する法案が米議会で成立しました。
マーケットに安心感を与える好材料であり、
幸先の良いスタートとなりました。
米国の経済統計(とりわけ雇用統計と住宅市場統計)は、
米経済の回復基調を示しており、
これがトレンドとなり持続するかが焦点となります。
特に雇用統計、物価統計は、
FRBが、政策金利引き上げの基準として用いることを公表しており、
しばらくは、米雇用統計、消費者物価指数に一喜一憂する相場が続きそうです。
日本は安倍内閣が発足し、公約のインフレターゲットを含む金融緩和政策(デフレ脱却)が
具体的にどのように導入・実行されていくのかに注目が集まるでしょう。
この流れで、4月に日銀総裁の交代が行われますが、
ここでどさくさに紛れて一相場形成されそうです。
■重要テーマ
・米FOMC金利引き上げの動向 (最重要テーマ)
ドル円相場は米長期金利との相関が強い
・欧州ソブリンリスク
・世界経済 2013年に復活?
・日本の天災リスク(首都圏直下、東海、東南海、南海、富士山噴火)
→太陽活動が2013年にピークを迎えることと何か関連性があるか?
・極東アジアの地政学リスク
尖閣問題 →台湾、朝鮮半島に火花が飛び誘爆、極東戦争勃発?
・中華バブル崩壊?(まさに今現在、崩壊中という話もある)
■テクニカル
■1978年~2012年月足
1982年11月高値278円を起点とする、
超巨大下降波 第五波動、成就せり。
月足の波動は、アップトレンドに転換しました。
今年は円安の年になると予想します。
■1978年~2012年 ドル円 月足データ
■1978年~2012年 ドル円 月足データ 解析結果
※円安の年とは年終値-年始値がプラスの年、円高の年はマイナスの年
平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。
また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。
また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。
■では、2012年ドル円相場はどうだったのか?
(クリックで拡大します)
年始値 76.91
年終値 86.65 (年足陽線、+9.74円)
高値 86.65 年始値+9.74円 、+12.66% (円安の年の平均に近い)
安値 76.02 年始値-0.89円、-1.16% (円安の年の平均に近い)
でした。
今年は、典型的な円安の年であったと言えると思います。
年末のどさくさに紛れて一気に円安に動いたこともあり、
実感として、円安の年!という感じがしない、という方が多いと思いますが、
数字を見ると一目瞭然です。
■で、2013年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想
上記の「1978年~2012年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、
2013年のドル円始値を86.77 (FXプライム byGMO)と仮定して代入すると、
以下の数字が出てきます。
問題は、 2013年が
・普通の平均的な年になるのか、
・円安のバイアスがかかった年になるのか
・円高のバイアスがかかった年になるのか
です。
ズバリ結論を申し上げますと、
円安の年になる
と考えております。
というわけで、 今年の年間レンジは、
・高値 95~99円くらい
・安値 80~83円くらい
と予想(妄想)します。
今年はいきなり上窓をあける円安方向の寄り付きで、
現在87円を超える円安方向で相場が動いておりますが、
永遠にこの調子で上昇し続けるのかというと、
そうではないと考えます。
押し目、調整の局面があると考えております。
その場合、83円~80円程度への調整は十分あり得ます。
そこで仕込むのを待つのも良いかもしれません。
が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)
こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。