2年前に購入したDELL Studio15(1558)というノートPCを使っているのですが、
購入後2年間、一回も故障せず、元気に稼働してくれております。
(スペックはintel Core i7 620M 2.66GHz、メモリ8GB、HDD1TB、Windows 7 64bit)
故障もなく安定稼働で、正直かなり気に入っております。
普通に使う分には特に不満もなかったのですが、
最近SSDがかなり安くなってきて、性能もかなり安定してきたようなので
HDDをSSDに換装してみました。
以下その方法をまとめてみました。
(ポイントを押さえればカンタン)
ノートPCのHDDをSSDに換装、環境をサクッとリカバリ移行する方法まとめ
■1 概要
私の場合:HDD 1TB(Cドライブ73GB、Eドライブ843GBにパーティションを分割した状態)
→Crucial m4 CT256M4SSD2(256GB)に換装しました(爆速で安い)
※2014/1/12追記 今はインテルやサムスンのSSDが人気みたいですね。
換装後、Windowsのバックアップ機能を使ってサクッと移行
その他、あった方がいいもの
・2.5インチ外付けHDDケース(今まで内蔵で使っていたHDDを外付けで利用する)
私が購入したもの:オウルテック 『黒角』 2.5インチSATA HDD/SSD用外付ケース USB3.0対応 OWL-ESL25/U3(B)
・USB3.0インターフェースカード
私が購入したもの:PLANEX USB3.0増設対応 ExpressCard用インターフェースカード PL-US3IF02EC
■2 まず、すべての作業の前にHDD全体をバックアップ
コントロールパネル>バックアップと復元>システムイメージの作成
外付けHDDにフルバックアップ。
この作業で、外付けHDDに、「WindowsImageBackup」というフォルダができるので、
フォルダ名を
「作業前フルバックアップWindowsImageBackup」
などのようにリネームしておきましょう。
さらに、C、Eドライブなどのようにパーティションを分割している場合は、
Eドライブのファイルをすべて選択→外付けHDDなどにコピーしてバックアップ。
(あとでこのEドライブは削除するため。)
さらに、今回の換装を機にシステムを一回キレイにリカバリしようという方は、
このフルバックアップ作業のあとに、
リカバリをかけて工場出荷状態に戻すのも良いと思います。
(普通、メーカーのリカバリDVDイメージはSSDの容量よりも大きいため、
SSD装着のままではリカバリできなくなり、
ものすごく面倒くさいことになります。
元のHDDに戻して・・・という作業が必要になります。
せっかくなので、一回キレイに工場出荷状態にリカバリしておくことをおすすめします。)
■3 windows-7-64-bit-repair-disc.isoをブートディスクとして作成
私の場合、DELLのPC本体で作成したwindows7システム修復ディスクでは正常にブートできなかったので、
(Studio15のリカバリソフトと競合するバグのようです)
ネットで拾ってきた英語版のシステム修復ディスクを利用しました。
> windows-7-64-bit-repair-disc.iso
私が昔拾ったやつはすでにWEB上では削除されていましたので(汗)、
ネットでグーグル検索して見つけてください。(自己責任でお願いします)
ちなみに私が拾った、システム修復ディスクとして使えているのは↓のものです。サイズなど参考にしてください。
windows-7-64-bit-repair-disc.iso - Google 検索
→ http://rapidlibrary.com/files/windows-7-64-bit-repair-disc-iso_ulrwzmryi9on.html
ISOイメージファイルが見つかったら、起動ディスクとしてCD-Rに焼いてください。
ISO起動ディスク作成は、CDBurnerXPを使いましょう。
CDBurnerXP: Free CD and DVD burning software
http://cdburnerxp.se/
(データディスクではなく、ISO起動ディスクを作成。)
参考:CDBurnerXPでISOイメージファイルを焼く - むくまるのパソコン寺子屋
http://mukumaru67.blog39.fc2.com/blog-entry-182.html
DELL Studio以外のPCを利用されている方は、
もちろんブート&システム修復画面の起動さえできればいいので、
ネットで拾ってくる必要はありません。
「バックアップと復元」でシステム修復ディスクを作成してそれを使ってください。
■4 Cドライブ以外のパーティションをすべて削除(「未割り当て」にする)、CドライブがSSDの容量よりも大きい場合は、パーティション縮小
この作業がキモになるのですが、
要は、1TBのHDDから256GBのSSDにリカバリをする場合、
移行元のCドライブ+α(パーティション領域)が、
移行先のSSD(私の場合は256GB)よりも小さくないとダメなわけです。
スタートメニュー>コンピュータを右クリック>管理 でコンピュータの管理を起動
記憶域>ディスクの管理>
ここから本番、
私の場合は、
データ保存用に使っていたEドライブを右クリック>ボリュームの削除、
さらに右クリックしてパーティションの削除、
これで「未割り当て」の状態にしました。
要は、HDDの先頭から、割り当てているパーティションの末尾までが
移行先のSSDの容量を超えないようにすればいいわけです。
Cドライブ単体で移行先SSDの容量を超えている場合は、
Partition Wizardなどを使って、パーティションサイズを縮小しましょう。
(容量を超過するファイルがある場合は外付けHDDに移す)
パーティションのリサイズ・作成・コピー・変換・完全消去などが簡単にできるフリーソフト「Partition Wizard Home Edition」 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20090815_partitionwizard/
■5 以上、準備完了したHDDでバックアップイメージを作成
ここまでの準備ができたらあとは簡単です。
もう一度、コントロールパネル>バックアップと復元>システムイメージの作成
セッティングが完了した状態で、外付けHDDにバックアップします。
このバックアップイメージを、SSDにそのまま移すわけです。
外付けHDDの中にWindowsImageBackupというフォルダができますが、
この中に入っています。
(先ほど作成した作業前のフルバックアップのフォルダをリネームしたのは、
これと混同しないようにするためです。)
■6 SSDを外付けHDDに入れてMBRで初期化、フォーマット
念のために一応、SSDを初期化&フォーマットしておきます。
SSDを外付けHDDケースに入れてPCと接続、
スタートメニュー>コンピュータを右クリック>管理 でコンピュータの管理を起動
記憶域>ディスクの管理 で、
外付けしたSSDを、MBRディスクとして初期化します。
初期化したら「未割り当て」となっているのを右クリックして
「新しいシンプルボリューム」>ボリュームサイズ最大>適当なドライブ文字>
NTFS、既定値でクイックフォーマット。
以上で準備は完了です。
■7 HDD→SSDに換装
DELL Studio15を使っている方は、↓を参照して交換してください。
Dell Studio 1557/1558 サービスマニュアル
http://supportapj.dell.com/support/edocs/systems/studio1557/ja/SM/index.htm
裏蓋をあけて取り替えるだけです。
ものすごく簡単です。 この辺がDELLの良いところですね。
■8 システム修復ディスクを使って起動→バックアップイメージを復元
これも簡単です。
■5 以上、準備完了したHDDでバックアップイメージを作成
でバックアップに使った外付けHDDを接続して、
■3 windows-7-64-bit-repair-disc.isoをブートディスクとして作成
で作成したシステム修復ディスクからPCを起動したら(必要に応じてBIOSをいじってCDブート設定してください)、
以下のように進みます。
あとは、放っておけば勝手に再起動してくれます。
そうすれば完了です。
換装後のベンチマーク、爆速です♪
■SSD換装後にやること
SSDの特性を理解して快適な環境を作る - Intel product review - ジグソー
http://zigsow.jp/special/intel/ssd/try/c_3.php
2011年版・SSD換装後の最適化設定(Widows7,64bitの巻)
http://ritorunet.jp/?p=515
このあたりを参考にして最適化設定してみてください。
私がやったのは、
・Eパーティションを作成、マイドキュメント、マイミュージックなどユーザーフォルダを再設定
(大容量の写真、動画などは外付けのHDDに)
くらいです。
windows 7はSSDドライブを自動認識してくれるようで、
定期デフラグ対象から自動的に除外されていました。
一通り基本設定が済んだら、SSD換装の初期状態としてバックアップイメージを作成しておきましょう。
次回からは、PCの調子がおかしくなったら
リカバリにこのバックアップイメージを利用すれば良いわけです。
他のPCでも同様のやり方で簡単に移行できると思います。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。