2012/02/03 (金) 22:30

非農業部門雇用者数(NFP)(1月)
結果 243千人増 サプライズの好結果!!
予想 140千人増 
前回 203千人増(200千人増から修正)(前月比)上方修正!

失業率(1月)22:30
結果 8.3% サプライズの好結果!!
予想 8.5% 
前回 8.5%

      

今回の雇用統計は、

非農業部門雇用者数、失業率、ともに

市場予想をはるかに上回るサプライズの好結果でした!

先週のFOMCでは、ゼロ金利を2014年まで延長すると宣言され、

米景気は相当深刻だ、みたいな雰囲気になっていましたが、

その重い空気を一発で吹き飛ばすような、いい数字でした。

ジュリアナ1.jpg 

   

常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、

・株 爆上げ!

・ドル 爆上げ! (対円)

・クロス円 爆上げ!(対円以外ではドル安、ドル安円安)

のバブルイケイケモード

ジュリアナ1.jpg 

になりそうに思えます。

   

では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

   

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・NYダウ の値動き → 上昇?下落?

・ドル円 の値動き → 上昇?下落?

・ユーロドル の値動き → 上昇?下落?

・ユーロ円 の値動き → 上昇?下落?

・ポンドドル の値動き → 上昇?下落?

・ポンド円 の値動き → 上昇?下落?

・原油 の値動き → 上昇?下落?

・金 の値動き → 上昇?下落?


    

1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間22:30

fxfxl0178.jpg

初動は、株高、対円でドル高、対円以外でドル安(対円以外のストレートが実に興味深い値動き)    

    

15分足

fxfxl0185.jpg

結局、バブルの主役はクロス円・・・ッ!クロス円がストレートを引っ張っている。実に興味深い。    

※このチャートを見る方法

   

発表直後の初動の瞬間、

株(NYダウ)狂喜の狂い上げ

対円でドル高(円安)

対円以外でドル安

となりました。

ドル安円安で、例のバブルイケイケモードです。

ジュリアナ1.jpg 

なぜこんな好材料でドル安(対円以外)になるのかちょっと不思議ですが、

これはクロス円での買いがストレートを引っ張っているものと思われます。

(クロス円自体が巨大な投機対象になっている。)

    

その後、ドル円は順調にドル高(円安)で推移して行きましたが、

対円以外で複雑な値動きがみられました。

対円以外のストレートでもドル買いの需給が発生したのか、

数分後に全方位ドル高に転換。

クロス円経由のドル売りとかぶって、

ユーロドルなどでは非常に迷走した値動きとなりました。

   

最終的には、

対円、対スイスフランでドル高、

ユーロドル、ポンドドルは元の水準に戻り(上記ドル売りドル買いの収支が均衡)、

クロス円、クロススイスは爆上げで落ち着きましたが、

非常に興味深い値動きでした。

2008年のバブル崩壊以前も、

クロス通貨ペアそれ自体が投機対象になっていましたが、

今でもその流れは変わらず、

リスク選好の機運になるとマーケットは即座に飛びつくということがよくわかりました。   

   

今回の値動きを常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、

雇用統計には珍しく、素直な反応と言えると思います。

    

さて、場味の分析ですが、

明らかな好材料に対して、マーケットはリスク選好で反応しました。

米長期金利も強含みでした。

SAXOリアルタイムクオート、チャート

マーケット全体の地合いは好転に向かっているようです。

ドル円、クロス円の買いチャンスを探したいと思います。

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。