先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第220号
トレンド解析の原理 その10 トレンドラインの引き方
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第219号
トレンド解析の原理 その9
トレンドラインの実体とは何か
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、弊ブログでもご紹介いたしましたが、
EURCHFで完璧に近い、美しい逆三尊
(Inverse Head And Shoulders、Reverse Head and Shoulders formation )
が示現いたしました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads04/fxfxi0189.jpg
自慢するつもりはございませんが、
これは後講釈ではなく、
弊ブログではブレイク前に指摘させていただいておりました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2011/06/post_516.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2011/07/eurchf_3.html
ランダムウォーク理論では、
このようなチャートフォーメーションは100%偶然の産物で、
逆三尊がどうのこうのというのは心霊写真のようなもので、
100%完全にオカルトであるということになっています。
しかし、本当にそうでしょうか。
今まで何度もこのメルマガで申し上げてまいりましたとおり、
社会心理的な理由でこのような現象が示現する、
と私は考えております。
本当に、テクニカル分析って面白いですね。
さて、本日は、
トレンド解析の原理 その9 トレンド・ラインの実体とは何か
をご紹介します。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0191.jpg
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/trendline2011.png
■トレンド・ライン概要
以下、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
「サポートとレジスタンスを理解した今、
トレンド・ラインの話をもってテクニカル・ツールの幅を広げよう。
トレンド・ラインの基本は、チャーティストが用いるテクニカル・ツールのなかで
最も単純でありながら、
しかも先物市場においては最も有効なものである。
上昇トレンド・ラインは、(中略)右上がりに安値を結んでいった直線である。
下降トレンド・ラインは、(中略)右下がりに高値を結んでいった線である。」
以上、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
《コメント》
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/trendline2011.png
トレンドライン、冷静に考えると、非常に不思議なものです。
ただ単に一本線を引いただけのきわめて原始的なものが、
金融工学が高度に発達し、一日数兆ドルものお金が動く
現代の金融市場において機能するというのは、
にわかには信じがたいことです。
しかし、現実のマーケットを観測すると、
機能している場面が多々あるのも事実です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0191.jpg
では、なぜこんなモノが現実に機能しているのでしょうか?
結論から申し上げますと、
トレンドラインは社会心理的な存在、社会的実体を持つ存在である
(情報空間上の実体)
と私は考えております。
当然ながらトレンドラインそれ自体には物理的実体は有りません。
その意味では心霊写真の幽霊のようなものです。
しかし、プレイヤーの多くがその存在を認識していれば、
その意思決定過程に現実に影響を与え、
「社会的実体」を獲得するということです。
(社会情報空間上の実体)
具体的には、トレンドライン付近に注文が集中することで、
トレンドラインが自己実現してしまいます。
お金と同じです。
現代金融資本主義における貨幣も、その本質は、実体の無い幻想です。
しかし、社会構成員の皆がその存在と価値を信じていれば、
社会的な実体を獲得し、
立派に存在していると言えるのです。
と
いうわけで、私は、現代の金融市場においても、
トレンドラインの重要性は不動のものであると考えております。
むしろ、情報技術が高度に発達し、
チャートをコンピュータで簡単に表示できる現代では、
皆が見るトレンドラインのようなシンプルなテクニカル分析は
より一層重要性を増しているものと考えております。
トレンドライン系戦略入門【必修】(トレンド系)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat108/
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ダウ理論入門 【必修】(トレンド系)
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ギャン理論入門、ギャンの価値ある28のルール
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以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ドリームバイザー系チャート
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
高値安値に自動的に日付と値を記入してくれるので非常に便利。
おすすめです。
フォーランド DRV分析チャート 【無料】
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?foreland
【2】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime 【無料】
フォーメーション分析入門
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【3】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
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【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
トレンド解析の原理 その10 トレンド・ラインの引き方
をご紹介いたします。
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