2011/02/03 (木) 21:45
ECB政策金利
結果 1.00% 何のサプライズも無し
予想 1.00%
現行 1.00%
22:30ごろから ECB総裁トリシェ会見
「金利は適正水準」
「インフレには短期的な上昇圧力」
「インフレをきわめて注意深く監視するのは当然」
「現行の金融政策は依然として緩和的」
「経済見通しのリスクは依然下向きに傾斜」
「インフレリスクは広く均衡、上向く可能性も」
「新しいストレステストに極めて注意深く従う」
「国債購入プログラムは継続中」
「EFSF(欧州金融安定基金)は最大限効果を発揮できるものにすべきだ」
「銀行の現金依存を極めて注意深く見ている」
「ユーロ通貨の危機はない」
「ユーロ圏における世界的な見方は改善しているようだ」
「ユーロは確かで、信用のある通貨」
「物価安定のためには、あらゆる手段をとる」
「新たな材料で、インフレ見通しを判断へ」
「インフレ期待の上昇には警戒」
ECB金利は、市場予想どおりの据え置きで、
全くサプライズはありませんでした。
そしてその後のトリシェ会見では、
インフレに対する強い警戒が見られ、
どちらかというとタカ派寄り(利上げ目線)の会見でした。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・ECB金利発表では材料織り込み済みで全く動きようが無く、
・トリシェ会見を受けてユーロ爆上げ
となるのが自然に思えます。
では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
5分足 下記のチャートでは13:45が日本時間21:45 ECB金利
ECB政策金利ではいつも通り、ほとんど動きませんでした。
しかしその後、トリシェ会見が始まると同時に、
猛烈なユーロ売り祭り開始!
トリシェ会見では、利上げの臭いがプンプンするインフレ警戒発言連発だったにもかかわらず、
ユーロ爆売りとなりました。
常識やファンダメンタル分析で考えると全く理解できない値動きですが、
これが生きた相場なのです。
さて、素直に場味を考えると、
ユーロ弱気反転地合い、
ということになろうかと思いますが、
本日夜に米雇用統計を控えていることもあり、
神経質な相場展開となっているようです。
今晩の米雇用統計でも壮絶な売り買いの殴り合いになりそうです。
どんなメチャクチャな乱高下になるのか
とっても楽しみです。