私も常用しているチャートソフトのMetaTrader 4ですが、


初心者の方向けに、MetaTrader 4の導入方法をご説明いたします。 

これを読んでいただければ、とりあえず一通りMetaTrader 4を

使うことが出来るようになると思います。


  

※以下、日本のMetaTrader業者である、FOREX.comで説明いたします。

  

■目次

■1 まずはMetaTrader 4の入手、インストール

まず、FOREX.comで、MetaTraderをダウンロードします。

こちらのページ の下の方に、「MetaTrader 4システムダウンロード」とあるので、

sc0001.png 

そこをクリックして、MetaTrader 4(mtjp4setup.exe)をダウンロード、実行。

fxfxg6184.jpg

fxfxg6185.jpg

このソフトウェアを実行しますか?というダイアログが出たら、「実行する」をクリック

fxfxg6187.jpg

ひたすら次へ、をクリック

fxfxg6188.jpg

fxfxg6189.jpg

fxfxg6190.jpg

インストール場所はデフォルトのままでOKです。(下の画像はWindows 7 64ビット版でのインストールの場合)

fxfxg6191.jpg

fxfxg6192.jpg

fxfxg6193.jpg

fxfxg6194.jpg

fxfxg6195.jpg

   

自動的にMetaTrader 4が起動すると、

デモ口座開設ウィンドウが立ち上がります。

今回はとりあえずデモ口座開設(当然無料)をしてみましょう。

fxfxg6196.jpg

下の「I agree to subscribe to your newsletters」をチェックして次に。

    

Scanをクリックして上のPingに数字が表示されたら次へ

fxfxg6197.jpg

   

パスワード等が表示されたら成功です。完了をクリック。

fxfxg6199.jpg

     

    

■2 起動、言語設定

まずは言語設定をしましょう。

上のメニュー View > Languages > Japaneseを選択

fxfxg6208.jpg 

再起動します。File > Exit で終了

fxfxg6209.jpg 

インストールしたMetaTrader 4を起動(↓の画像はWindows 7)

fxfxg6209b.jpg

fxfxg6221.jpg

   

   

■3 気配値表示ウィンドウ

気配値表示ウィンドウを右クリックして出てくるメニューで、高値安値の表示などを調整します。

fxfxg6222.jpg

表示されていないペアがあれば、「全通貨ペア表示」で表示させることが出来ます。

fxfxg6223.jpg

また、「通貨ペア一覧」をクリックすると、表示非表示を細かく設定できます。

fxfxg6225.jpg

表示が多すぎてごちゃごちゃするのが嫌な人は、これで整理しましょう。

   

また、「チャート表示」で新規にチャートウィンドウを作成することも出来ます。

fxfxg6291.jpg

いくつか適当な通貨ペアのチャートウィンドウを開いてみましょう。

   

   

    

■4 データウィンドウ

fxfxg6227.jpg

データウィンドウでは、チャート上のマウスポイント上のデータ詳細が表示されます。

      

   

   

■5 ナビゲータウィンドウ、テクニカルインディケータの管理

fxfxg6298.jpg

fxfxg6299.jpg

このナビゲータウィンドウで、

EA(Expert Advisors、 自動売買プログラム)

テクニカルインディケータ(テクニカル指標、罫線分析ツール、Custom Indicators)

の管理を行います。

とても重要なウィンドウです。

   

このうち、

「罫線分析ツール」(プリインストールされているテクニカルインディケータ)

「Custom Indicators」(自分で後で追加したテクニカルインディケータはこちらに表示※詳しくは後述

の項目にずらっと並んでいるのが、

インストールされているテクニカルインディケータ(テクニカル指標)です。

テクニカルインディケータをクリックして、チャート上にドラッグ&ドロップすると、

チャートウィンドウにテクニカルインディケータを表示できます。

  

試しに、Moving Averageをドラッグ&ドロップすると、次のウィンドウが出ます。

fxfxg6300.jpg

fxfxg6233.jpg

   

  

表示しているテクニカルインディケータの設定を変えるには、

チャート上で右クリック>表示中の罫線分析ツール をクリックします

fxfxg6235.jpg

fxfxg6237.jpg

パラメータの変更

fxfxg6300.jpg

どの時間足に表示するかも細かく設定可能です。

fxfxg6301.jpg

        

      

■6 チャートの基本設定

チャート上で右クリックして、プロパティを選択

fxfxg6263.jpg

チャートの色の設定

fxfxg6265.jpg 

fxfxg6266.jpg

チャートの色を黄色にしてみました。

fxfxg6267.jpg

   

   

■7 基本的なチャートツール

トレンドラインや水平線など基本的なチャートツールは上のメニューボタンに配置されています。

トレンドライン

fxfxg6271.jpg

fxfxg6272.jpg

fxfxg6273.jpg

水平線をダブルクリックして選択、右クリックで「Horizontal Lineプロパティ」を選択、

パラメータでズバリ数値を指定できます。

fxfxg6274.jpg

色、太さの設定も可能

fxfxg6294.jpg

トレンドラインも同様にして細かい設定が可能です。

   

足の表示種類

fxfxg6276.jpg

fxfxg6277.jpg

fxfxg6278.jpg

    

   

   

■8 チャートウィンドウの表示と管理、一気に整列

簡単にチャートウィンドウを管理することができます。

  

気配値表示から、チャートを表示したい通貨ペアを右クリックして、チャート表示を選択

fxfxg6280.jpg

fxfxg6281.jpg

fxfxg6282.jpg

   

上のメニューの ウィンドウ>垂直分割、水平分割 でウィンドウを一気に整列できます

fxfxg6283.jpg

fxfxg6284.jpg

はっきり言って便利です。

   

    

■9 チャートのテンプレートの保存と読み出し

チャートで行った各種設定を、テンプレートとして保存、読み出しをすることが出来ます。

   

チャート上で右クリック>定型チャート>定型として保存

fxfxg6241.jpg

適当に名前を付けて保存しましょう。

fxfxg6242.jpg

テンプレートファイルの拡張子は.tplです。

拡張子とは   

また、便利な小技としては、default.tpl として保存すれば

デフォルトのチャート設定になります。

     

   

つぎに、この保存したテンプレートファイルの読み出し方法です。

チャートウィンドウ上で右クリック>定型チャート>「削除」 を選択

fxfxg6243.jpg

先ほど保存したテンプレートファイルを選択します。

fxfxg6288.jpg

この「削除」という表現が非常に分かりづらく誤訳だと思うのですが、

テンプレートファイルの読み込みのことです。

   

    

■10 売買・トレードの方法

まずは、口座関係の情報を表示するターミナルウィンドウを表示させましょう。

fxfxg6250.jpg

チャート上で右クリックして、注文発注>新規注文 を選択

fxfxg6252.jpg

または、気配値表示ウィンドウで取引したい通貨ペアを右クリック>新規注文 でもOKです。

fxfxg6270.jpg

注文の発注 ウィンドウが立ち上がります。 とりあえず、成行注文してみました。

fxfxg6253.jpg

fxfxg6255.jpg

約定すると、下のターミナルウィンドウにポジションが表示されます。

fxfxg6258.jpg

決済は、ターミナルウィンドウでポジションを右クリックして決済注文を選択

fxfxg6259.jpg

fxfxg6261.jpg

サクサク取引が出来ます。

   

   

■11 【応用編】テクニカルインディケータのダウンロードと追加インストール

↑の 「■5 ナビゲータウィンドウ、テクニカルインディケータの管理」 の項目でご紹介した

テクニカルインディケータですが、

MetaTrader 4では、それぞれのテクニカルインディケータが

「***.mq4」(拡張子mq4)ファイルで管理されています。

fxfxg6289.jpg

このテクニカルインディケータファイル(.mq4)は、

「MetaTrader 4をインストールしたフォルダ>expertsフォルダ>indicatorsフォルダ」

の中に入っています。

拡張子とは  

拡張子の表示の仕方

   

このmq4ファイルは世界中のMetaTraderユーザーが開発していて、

googleで.mq4と検索するともの凄い数のファイルが見つかります。

(しかも、大半が無料。)

これをインストールすることで、MetaTrader 4が無限の拡張性を得ることが出来るわけです。

   

ここで、ひとつ試しにテクニカルインディケータを

ダウンロード&インストールしてみましょう。

   

まずは ここ を右クリックして「対象をファイルに保存」で

MACD(Custom).mq4ファイルをデスクトップに保存してください。

つぎに、ダウンロードしたMACD(Custom).mq4を、

「MetaTrader 4をインストールしたフォルダ>expertsフォルダ>indicatorsフォルダ」

にコピーしてください。

fxfxg6244.jpg

つぎに、MetaTrader 4を一回終了して再起動すると、

ナビゲータウィンドウのCustom Indicatorsのところに、先ほどコピーしたMACD(Custom)が表示されているはずです。

fxfxg6246.jpg

これをクリックしてチャートにドラッグ&ドロップ

fxfxg6247.jpg

MACD(Custom)がチャート上に表示されます。

fxfxg6249.jpg

こんな感じで、世界中のmq4ファイルを利用することが出来ます。

    

   

とりあえずは、無料デモでいろいろといじってみましょう。

その他細かい使い方は、業者提供のマニュアルや、MetaTraderまとめWikiをご覧ください。

また、、FOREX.com社は1000通貨単位で取引できるので、

MetaTrader入門としておすすめです。 

   

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。