私も常用しているチャートソフトのMetaTrader 4ですが、
初心者の方向けに、MetaTrader 4の導入方法をご説明いたします。
これを読んでいただければ、とりあえず一通りMetaTrader 4を
使うことが出来るようになると思います。
※以下、日本のMetaTrader業者である、FOREX.comで説明いたします。
■目次
- ■1 まずはMetaTrader 4の入手、インストール
- ■2 起動、言語設定
- ■3 気配値表示ウィンドウ
- ■4 データウィンドウ
- ■5 ナビゲータウィンドウ、テクニカルインディケータの管理
- ■6 チャートの基本設定
- ■7 基本的なチャートツール
- ■8 チャートウィンドウの表示と管理、一気に整列
- ■9 チャートのテンプレートの保存と読み出し
- ■10 売買・トレードの方法
- ■11 【応用編】テクニカルインディケータのダウンロードと追加インストール
■1 まずはMetaTrader 4の入手、インストール
まず、FOREX.comで、MetaTraderをダウンロードします。
こちらのページ の下の方に、「MetaTrader 4システムダウンロード」とあるので、
そこをクリックして、MetaTrader 4(mtjp4setup.exe)をダウンロード、実行。
このソフトウェアを実行しますか?というダイアログが出たら、「実行する」をクリック
ひたすら次へ、をクリック
インストール場所はデフォルトのままでOKです。(下の画像はWindows 7 64ビット版でのインストールの場合)
自動的にMetaTrader 4が起動すると、
デモ口座開設ウィンドウが立ち上がります。
今回はとりあえずデモ口座開設(当然無料)をしてみましょう。
下の「I agree to subscribe to your newsletters」をチェックして次に。
Scanをクリックして上のPingに数字が表示されたら次へ
パスワード等が表示されたら成功です。完了をクリック。
■2 起動、言語設定
まずは言語設定をしましょう。
上のメニュー View > Languages > Japaneseを選択
再起動します。File > Exit で終了
インストールしたMetaTrader 4を起動(↓の画像はWindows 7)
■3 気配値表示ウィンドウ
気配値表示ウィンドウを右クリックして出てくるメニューで、高値安値の表示などを調整します。
表示されていないペアがあれば、「全通貨ペア表示」で表示させることが出来ます。
また、「通貨ペア一覧」をクリックすると、表示非表示を細かく設定できます。
表示が多すぎてごちゃごちゃするのが嫌な人は、これで整理しましょう。
また、「チャート表示」で新規にチャートウィンドウを作成することも出来ます。
いくつか適当な通貨ペアのチャートウィンドウを開いてみましょう。
■4 データウィンドウ
データウィンドウでは、チャート上のマウスポイント上のデータ詳細が表示されます。
■5 ナビゲータウィンドウ、テクニカルインディケータの管理
このナビゲータウィンドウで、
EA(Expert Advisors、 自動売買プログラム)
や
テクニカルインディケータ(テクニカル指標、罫線分析ツール、Custom Indicators)
の管理を行います。
とても重要なウィンドウです。
このうち、
「罫線分析ツール」(プリインストールされているテクニカルインディケータ)
「Custom Indicators」(自分で後で追加したテクニカルインディケータはこちらに表示※詳しくは後述)
の項目にずらっと並んでいるのが、
インストールされているテクニカルインディケータ(テクニカル指標)です。
テクニカルインディケータをクリックして、チャート上にドラッグ&ドロップすると、
チャートウィンドウにテクニカルインディケータを表示できます。
試しに、Moving Averageをドラッグ&ドロップすると、次のウィンドウが出ます。
表示しているテクニカルインディケータの設定を変えるには、
チャート上で右クリック>表示中の罫線分析ツール をクリックします
パラメータの変更
どの時間足に表示するかも細かく設定可能です。
■6 チャートの基本設定
チャート上で右クリックして、プロパティを選択
チャートの色の設定
チャートの色を黄色にしてみました。
■7 基本的なチャートツール
トレンドラインや水平線など基本的なチャートツールは上のメニューボタンに配置されています。
トレンドライン
水平線をダブルクリックして選択、右クリックで「Horizontal Lineプロパティ」を選択、
パラメータでズバリ数値を指定できます。
色、太さの設定も可能
トレンドラインも同様にして細かい設定が可能です。
足の表示種類
■8 チャートウィンドウの表示と管理、一気に整列
簡単にチャートウィンドウを管理することができます。
気配値表示から、チャートを表示したい通貨ペアを右クリックして、チャート表示を選択
上のメニューの ウィンドウ>垂直分割、水平分割 でウィンドウを一気に整列できます
はっきり言って便利です。
■9 チャートのテンプレートの保存と読み出し
チャートで行った各種設定を、テンプレートとして保存、読み出しをすることが出来ます。
チャート上で右クリック>定型チャート>定型として保存
適当に名前を付けて保存しましょう。
テンプレートファイルの拡張子は.tplです。
また、便利な小技としては、default.tpl として保存すれば
デフォルトのチャート設定になります。
つぎに、この保存したテンプレートファイルの読み出し方法です。
チャートウィンドウ上で右クリック>定型チャート>「削除」 を選択
先ほど保存したテンプレートファイルを選択します。
この「削除」という表現が非常に分かりづらく誤訳だと思うのですが、
テンプレートファイルの読み込みのことです。
■10 売買・トレードの方法
まずは、口座関係の情報を表示するターミナルウィンドウを表示させましょう。
チャート上で右クリックして、注文発注>新規注文 を選択
または、気配値表示ウィンドウで取引したい通貨ペアを右クリック>新規注文 でもOKです。
注文の発注 ウィンドウが立ち上がります。 とりあえず、成行注文してみました。
約定すると、下のターミナルウィンドウにポジションが表示されます。
決済は、ターミナルウィンドウでポジションを右クリックして決済注文を選択
サクサク取引が出来ます。
■11 【応用編】テクニカルインディケータのダウンロードと追加インストール
↑の 「■5 ナビゲータウィンドウ、テクニカルインディケータの管理」 の項目でご紹介した
テクニカルインディケータですが、
MetaTrader 4では、それぞれのテクニカルインディケータが
「***.mq4」(拡張子mq4)ファイルで管理されています。
このテクニカルインディケータファイル(.mq4)は、
「MetaTrader 4をインストールしたフォルダ>expertsフォルダ>indicatorsフォルダ」
の中に入っています。
このmq4ファイルは世界中のMetaTraderユーザーが開発していて、
googleで.mq4と検索するともの凄い数のファイルが見つかります。
(しかも、大半が無料。)
これをインストールすることで、MetaTrader 4が無限の拡張性を得ることが出来るわけです。
ここで、ひとつ試しにテクニカルインディケータを
ダウンロード&インストールしてみましょう。
まずは ここ を右クリックして「対象をファイルに保存」で
MACD(Custom).mq4ファイルをデスクトップに保存してください。
つぎに、ダウンロードしたMACD(Custom).mq4を、
「MetaTrader 4をインストールしたフォルダ>expertsフォルダ>indicatorsフォルダ」
にコピーしてください。
つぎに、MetaTrader 4を一回終了して再起動すると、
ナビゲータウィンドウのCustom Indicatorsのところに、先ほどコピーしたMACD(Custom)が表示されているはずです。
これをクリックしてチャートにドラッグ&ドロップ
MACD(Custom)がチャート上に表示されます。
こんな感じで、世界中のmq4ファイルを利用することが出来ます。
とりあえずは、無料デモでいろいろといじってみましょう。
その他細かい使い方は、業者提供のマニュアルや、MetaTraderまとめWikiをご覧ください。
また、、FOREX.com社は1000通貨単位で取引できるので、
MetaTrader入門としておすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。