先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第195号
『三猿金泉秘録』 6 買場の原理
その3 押し目買いの秘術
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第194号
『三猿金泉秘録』 5 買場の原理 その2
ドル円アノマリー・パターンまとめ!
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、テクニカル分析の核心と、過去のスーパートレーダーたちの助言をまとめた
スウィングトレードマニュアル(無料配布中)ですが、
今月末で配布終了となります。
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おかげさまで予想を超える多数の方にお申し込み頂きました。
感謝いたします。
まだ手に入れられてない方はぜひご一読ください。
さて、本日は
日本相場哲学の神髄 三猿金泉秘録 (さんえんきんせんひろく)5 買場の原理 その2
をご紹介します。
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■三猿金泉秘録ってなんだっけ?
『三猿金泉秘録』とは、江戸時代に大阪堂島の米相場で活躍した
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/doujima.jpg
伝説の相場師、牛田権三郎(生没年不詳)が
六十余年に及ぶ相場経験の総まとめとして、その神髄を後世に伝えるべく、
宝暦五年(1755年)九月に書き上げた相場理論書です。
日本の相場理論としては
・本間宗久(1724~1803、江戸時代)の酒田五法
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat124/
・羽黒山人(生没年不詳)の羽黒法
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat125/
・細田悟一氏 (1898~1982)の一目均衡表
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat96/
が有名ですが、
『三猿金泉秘録』はそれらに比肩する相場理論として
現代の相場にも通じるとして、
現代でも信奉する相場関係者が少なくないと言われています。
それでは、以下、三猿金泉秘録のうち、
買いの奥義に関して言及された箇所のご紹介です。(その2)
■古米多く 豊年と見る 安米は
から腹上がりの 年と知るべし
(「家伝四季高安鑑 順乗秋冬の高下を考うる歌」より)
※から腹上がり
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/karahara.gif
《コメント》
古米の在庫が多く米価が低迷しているところへ、
今年も豊作らしいという情報が出回り、
相場は暴落。
ファンダメンタル分析的に理屈で考えれば、
その後収穫期になって、実際に豊作ならば、
新米の時期が来ても価格が上昇することは無いように思えます。
しかし、その理屈に反して、
実際に新米が出回る頃になると米価は大底を打ち、
反転上昇することが多い、
という格言です。
理外の理、です。
このような、ファンダメンタル分析や常識では理解しがたい値動きは、
現代の為替相場、株式相場でも日常茶飯事です。
※米雇用統計の値動きまとめ→常識では理解しがたい値動きだらけ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_10/cat72/
アナリストのもっともらしい解説を真に受けないように注意しましょう。
■万人が 万人ながら 弱気なら
のぼるべき理を 含む米なり
(「一部極意九体歌 陰、陽を含む」より)
《コメント》
この歌には、タイトルに「陰、陽を含む」と付けられています。
陰極まって陽に転じるということです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/taikyoku.gif
逆に言うと、下がるところまで下がりきって、
買い方が全滅するようなところまで行かないと
陽に転じないということです。
■弱気の理 世にあらわれ出れば 皆弱気
何時にても 買いの種まけ
(「三十八乗商三十八首」より)
《コメント》
材料が一般の人々の耳にはいる頃には、
相場は絶頂、大底ということが多いです。
「(Q.色々な相場のヒステリーに共通点はありますか。)
いつも同じサイクルをたどる。
相場が安い時は、割安をねらって一部の人が買いにくる。
相場が上がり始めると、ファンダメンタル的に良いとかチャート的に良いとかいって
さらに多くの人が買いにくる。
次の段階になると、上がるから買うということになる。(中略)
そして最後に魔法の段階に到達する。
人々はヒステリーのように買いたがる。
相場は永遠に上がり続けると思うからだ。
そして株価は合理的、論理的経済価値をはるかに超えてしまう。
全く同じプロセスが下向きにも繰り返される。 」
『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』
第三章「好対照のふたり ジェームス・B・ロジャース,Jr.」 より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mwiz01
■下るほど くだれば弱気の 気もつきて
上るところが 天性としれ
(「智仁勇三徳四十八首」のうち「仁」の節より)
《コメント》
この歌は、「智仁勇三徳四十八首」のうち「仁」の節に書かれています。
校正者の鳴川猛之介は、
「仁は心なり、時価を待つなり、急がぬなり」
と解説しています。
勝率の高いパターンが来るのを、
じっと待つのが肝要です。
■秋風や から腹あがりの 旬来れば
金のわき出る 飛び上がりなり
(「智仁勇三徳四十八首」のうち「智」の節より)
《コメント》
この歌は、
「智仁勇三徳四十八首」のうち「智」の節に書かれています。
校正者の鳴川猛之介は、
「智は乗るなり、順徳なり、その意を込めたる歌なり。」
と書いています。
トレンド、流れを見極める「智」、
そしてそれをただひたすらじっと待つ「仁」、
そしてチャンスが来たらエイヤと果敢に実行に移す「勇」、
この三つの徳がトレードにおいて重要だということです。
■五月米 人気弱くて 値は上がる
四月下旬に 買いの種まけ
(「三十八乗商三十八首」より)
《コメント》
相場にはパターンがある!
牛田権三郎はそう喝破しました。
この歌は牛田流のパターンの一つのようです。
このような季節的な需給を背景にしたパターン戦略が
牛田の得意技だったようです。
為替でも、この手の季節性に依存するパターンが
いくつか指摘されていますが、
T&Cフィナンシャルリサーチの吉田恒氏がこの手のパターン研究で有名です。
氏のブログでも時々紹介されていてとても参考になります。
http://fxtheblog.blog123.fc2.com/
以下、FXで役に立ちそうな円高円安パターン(アノマリー)をまとめてみました。
●ドル円は1月4月に天底を付けやすい
●ドル円5年サイクル
●ドル円9~10ヶ月ボトムサイクル
●1月 円高になりやすい
3月の決算を控え、日本企業の海外での営業益、運用益を
日本国内に戻す動き(レパトリエーション、レパトリ)が始まり、
円高になりやすいと言われる。
●2月 円高になりやすい
上記レパトリに加えて、
米国債の償還・利払いが2/15にあり、ドルで受け取った利益を
円に換金する動きがあるため円高になりやすいと言われる。
●3月 円高になりやすい
決算で日本企業のレパトリがピークを迎えるため、
円高になりやすいと言われる。
●4月 円安になりやすい
日本の生保、投信が新年度の海外投資を始動させる時期であり、
円安になりやすいと言われる。
●5月 円高になりやすい
5月にも若干であるが米国債の償還・利払いがあり、
円高になりやすいと言われる。
●6月 円安になりやすい
4月と同じく、生保、投信の海外投資が実行されることが多く
円安になりやすいと言われる。
●7月 円安になりやすい
原因不明だが7月は円安になりやすいと言われていた。
確かに2000年から2006年までは7年連続円安となっており、
背景になにか需給上の理由があるようにも思えたが、
2009、2010年は連続して円高となっており、近年は疑問視されている。
検証 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg6094.jpg
●8月 円高になりやすい
2月と同様、8/15に米国債の償還・利払いがあるため、
円高になりやすいと言われる。
検証 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg6095.jpg
●9月 円高になりやすい
3月と同様に、日本企業の決算期にあたり、レパトリで
円高になりやすいと言われる。
●10月 荒れやすい
11月にヘッジファンドが決算を迎えるため、
投機筋が最後の大勝負を仕掛けて
マーケットが荒れる年が多いと言われる。
●11月 円高になりやすい
5月と同様、若干であるが米国債の償還・利払いがあり、
円高になりやすいと言われる。
●12月 円安になりやすい
米国企業の決算があり、レパトリでドル需要が発生し、
ドル高になりやすいと言われる。
また、クリスマス前後の閑散とした相場に
短期筋が勝負を仕掛けて荒れることも多いとされる。
※参考文献
『三猿金泉秘録-和歌で相場道を極める』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sanen1
『マンガ 三猿金泉秘録』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sanen2
※現代かな遣いで表記しました。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ドリームバイザー系チャート
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
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【2】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。
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フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
【3】 みんなのFX、MJ (初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
MJ 【無料】
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192
【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
日本相場哲学の神髄 三猿金泉秘録(さんえんきんせんひろく)6 買場の原理 その3
をご紹介いたします。
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