2010/08/05 (木)

20:00 英中銀政策金利
結果 0.50% 予想どおり
予想 0.50% 
現行 0.50%

20:45 ECB政策金利
結果 1.00% 予想どおり
予想 1.00% 
現行 1.00%

    

21:30ごろから ECB総裁トリシェ会見

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政策金利は適切
緊急措置はすべて本来、一時的なもの。」
「金融政策スタンス、必要に応じて調整。」
「第2四半期の経済活動が活発化したことを示唆。」
「第3四半期のデータ、予想より良好になる見通し。」
物価は引き続き落ち着いて推移する見込み。」
成長見通しは不透明。」
中期的に物価安定が維持される見込み。」
「あらゆる動向を引き続き注視していく。」
インフレ期待はしっかり抑制されている。」
「ECBは緩慢で不均衡なペースの経済成長を予想。」
金利変更のシグナルなし。」
「財政の信頼に足る債券が早急に必要。」
「成長見通しの引き上げ、構造改革が不可欠。」
「ストレステスト、透明性に著しく貢献。」
「ストレステスト、銀行システムの底堅さを確認。」
「市場金利の上昇は正常化の一環。」
「国債買い入れプログラムに満足。」
「国債買い入れ額、言及することはない。」
「為替レートに一切コメントしない。」
「勝利宣言は考えていない。」
「無制限の流動性供給、次の会合で協議。」
「第2四半期、第3四半期は予想を上回る見込み。」
「前回見通しから変更ない。」
「3ヶ月前に比べ、警戒は弱くも強くもなっていない。」
「米国についてネガティブな結論を出すことは時期尚早。」
「引き続き慎重に対処する必要。」
下半期がそれほど明るくないものになることは明らか。」

   

BOE、ECB金利は、市場予想どおりの据え置きで、

全くサプライズはありませんでした。

   

そしてその後のトリシェ会見では、

弱気、強気、織り混ざった内容で、どちらとも言えない内容に。

   

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

・BOE、ECB金利発表では材料織り込み済みで全く動かず、

・トリシェ発言で上下に乱高下したものの、材料織り込み済みで結局元の値に戻って終了

になるのが自然に思えます。

    

では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

   

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き
 


    

5分足 下記のチャートでは13:00が日本時間20:00 BOE金利

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※このチャートを見る方法

   

完全に予想どおりで、「材料織り込み済み」となるはずのBOE、ECB金利でしたが、

ユーロ、ポンドともに何故か対ドルで売られました。

そして、21:30からヨーイドンで大乱高下スタート。

ドル売り、ドル買いを軸に、猛烈な売り買いの殴り合いとなりましたが、

結局は元の鞘に戻って終了。

何がしたかったのか、意味のよく分からない乱高下となりました。

今晩、米雇用統計を控えているので動きづらいということでしょうか。

売り買いの力が拮抗しているようです。

今晩の米雇用統計は、さらなるもの凄い乱高下になりそうで楽しみです。