2010/07/02 (金) 21:30
非農業部門雇用者数(NFP)(6月)21:30
結果 125千人減 予想より良い!
予想 130千人減
前回 433千人増(431千人増から修正)(前月比) 上方修正!
失業率(6月)21:30
結果 9.5% サプライズの好結果!
予想 9.8%
前回 9.7%
今回の雇用統計は、
非農業部門雇用者数、失業率、
ともに予想を上回る好結果となりました。
米経済は予想を上回るスピードで急速に回復しているようです。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、
・株爆上げ
・ドル爆上げ
となるのが自然に思えます。
では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・NYダウ の値動き → 上昇?下落?
・ドル円 の値動き → 上昇?下落?
・ユーロドル の値動き → 上昇?下落?
・ユーロ円 の値動き → 上昇?下落?
・ポンドドル の値動き → 上昇?下落?
・ポンド円 の値動き → 上昇?下落?
・原油 の値動き → 上昇?下落?
・金 の値動き → 上昇?下落?
1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間21:30
メチャクチャな乱高下。
15分足
狂気の乱高下の後、結局は何事も無かったかのように元の値に戻って祭り終了。
米雇用統計は予想を上回る好結果だったにも関わらず、
メチャクチャな乱高下となりました。
そして乱高下の後、結局は最初の値段に戻って大引となりました。
常識やファンダメンタル分析では理解不可能なメチャクチャな値動きですが、
これが生きたマーケットであり、地合(じあい)であり、相場全体のコンディションなのです。
さて、場味の分析ですが、
バブル再開イケイケドンドンとなってもおかしくない結果に対して、
マーケットは上下どちらにも抜け切れない、膠着した値動きとなりました。
リスク回避とリスクテイクの勢力が拮抗しているようです。
また、ユーロ関連ペア(ユーロドル、ユーロスイス、オージーユーロなど)の値動きが木曜日(7/1)から明らかに変で、
何かが水面下で動いているようです。
流れの転換点に近いと思われます。
転換点を注意深く観察して、
ドル円、クロス円の買いチャンスを探したいと思います。