21:30 米雇用統計
非農業部門雇用者数(NFP)(4月)
結果 290千人増 サプライズの好結果!!
予想 190千人増
前回 230千人増(162千人増から修正)(前月比) 上方修正!!
失業率(4月)
結果 9.9% サプライズの悪結果!!
予想 9.7%
前回 9.7%
今回の雇用統計は、
非農業部門雇用者数が予想をかなり上回る好結果。
サプライズの好材料でした。
しかし、失業率はサプライズの悪結果。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、
非農業部門雇用者数のかなりの改善を受けて、
株 爆上げ
ドル 爆裂上昇
となるのが自然に思えます。
では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・NYダウ の値動き → 上昇?下落?
・ドル円 の値動き → 上昇?下落?
・ユーロドル の値動き → 上昇?下落?
・ユーロ円 の値動き → 上昇?下落?
・ポンドドル の値動き → 上昇?下落?
・ポンド円 の値動き → 上昇?下落?
・原油 の値動き → 上昇?下落?
・金 の値動き → 上昇?下落?
1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間22:30
発表後数分は、マーケットは狂喜して株、為替で窓を開けて上昇するも、
わずか2分足らずで狂い下げ。
猛烈な殴り合いに。
15分足
結局、NYダウは暴落。クロス円もそれに連動。
米雇用統計はかなりよかったはずですが、
NYダウは結局暴落。
クロス円もそれに連動して乱高下。
常識、ファンダメンタル分析では理解不可能な値動きですが、
これが生きたマーケットであり、地合(じあい)であり、相場全体のコンディションなのです。
結局、世界金融資本主義の行方は、NYダウが握っているようです。
NYダウが堅調であれば、バブルイケイケ、リスクテイク、クロス円上昇の流れとなり、
NYダウが暴落すれば、バブル崩壊、リスク回避、クロス円暴落という流れになります。
さて、場味の分析ですが、
バブル再開イケイケドンドンとなってもおかしくない結果に対して、
マーケットはリスク回避で反応しました。
というわけで、マーケットは依然リスク回避の流れにあることがわかります。
ただ、マクロに見ると、米経済が上向きなのは間違いないことと思われます。
というわけで、押し目の形成中、上昇トレンドの調整局面と考えております。
転換点を注意深く観察して、
ドル円、クロス円の買いチャンスを探したいと思います。