2010/04/02 (金) 21:30

非農業部門雇用者数(NFP)(3月)21:30
結果 162千人増 予想よりも悪い
予想 184千人増 
前回 14千人減(36千人減から修正)(前月比) 上方修正

  

失業率(3月)21:30
結果 9.7% 予想通り 何のサプライズも無し
予想 9.7% 
前回 9.7%

   

今回の雇用統計は、

非農業部門雇用者数は予想よりもやや悪い結果で、

失業率は予想通り。

何のサプライズもありませんでした。

   

いわゆる「材料織り込み済み」になるべき、

何のサプライズもない結果でした。

むしろ、非農業部門雇用者数の+増加が事前に期待されていた分、

落胆してもおかしくない数字です。

   

常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、

期待していたほどの結果ではなかったということで、

NYダウ 下落

ドル 下落

となるのが自然に思えます。

   

では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

   

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。

・NYダウ の値動き → 上昇?下落?

・ドル円 の値動き → 上昇?下落?

・ユーロドル の値動き → 上昇?下落?

・ユーロ円 の値動き → 上昇?下落?

・ポンドドル の値動き → 上昇?下落?

・ポンド円 の値動き → 上昇?下落?

・原油 の値動き → 上昇?下落?

・金 の値動き → 上昇?下落?


1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間22:30

fxfxa5351x.JPG

売り買い殴り合った後に、株高、ドル高に。

(一方通行でドル高になったわけではない)

  

   

15分足

fxfxb1000.jpg

文句なしの爆裂ドル高

          

※このチャートを見る方法

   

材料自体は、サプライズも何もない結果だったのですが、

なぜかマーケットは爆裂ドル高となりました。

材料織り込み済みと言う言葉はどこに行ったのでしょうか?

「材料織り込み済み」という便利な言葉は、

後講釈に使われるだけの、ほとんど意味のない言葉であることが分かります。

   

さて、場味の分析ですが、

とても株高、爆裂ドル高になるとは思えない材料に対して、

マーケットは株高、爆裂ドル高で反応しました。

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると意味が全く分かりませんが、

これがトレンドだということだと考えます。

   

この強気相場は、小休止、調整を挟みながら、

今後もトレンドとして続くと予想(妄想)します。

    

以上、ご参考になりましたら幸いです。