昨晩はいつにも増して、ものすごいカオス全開の大相場でした。
NYダウ先物
特にNYダウ、ポンド円で凄まじい攻防が繰り広げられました。
後世のためにその記録を残しておきます。
各1時間足
NYダウ先物
注目のポンド円
危機一髪で下方ブレイクを免れる。
(ダウの意味不明の反騰はこの辺の仕掛けが絡んでるんじゃないかと思っております。)
ユーロドル
何かとんでもない大ニュースでもあったのだろう、
疲弊した金融システムが一発で回復してバブル再開しちゃうような最強の好材料があったのだろう、
普通はそう考えることと思います。
私もそう考え、普段はやらない材料探しをしました。
しかし、結論を申し上げますと、材料は、何もありませんでした。
むしろ、この前後に発表されたニュースは、
10月の米財政赤字が2372億ドルで、事前予想の2000億ドル赤字を上回り
過去最悪だったということくらいです。
※2372億ドル≒23兆円。単月でこの無茶苦茶な赤字。米政府終わってます。
常識で考えると訳が分かりませんが、
これが生きた相場なのです。
表に出てこない「何か」が、水面下であったのは間違いないのですが、
それを一生懸命考えても無意味です。
とりあえず、妙な値動きで様子が変なのでユーロドルの売りポジションは全て手じまいました。
1.3889 30万ユーロ 売り アホールド
→1.2719でクローズ。感謝します。
「政府なんかもそうだけれど、
だいたい大きなプレイヤーが動くときは、
それが市場に現れてしまうものなんだ。(中略)
もし僕らには理解できないような値動きが起こったときは、
まずポジションを手じまってから
その理由を考えるようにしている。」
『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』
第一章 先物と通貨 マイケル・マーカス より
ポジションは閉じるね。
絶対に。
材料が逆になったのに
マーケットが反応しないのは、
僕の知らない何かが起こっているんだ。
何が起こっているのか分からないのに
ポジションを持っているなんて、
何かおかしいだろ。
『新マーケットの魔術師』
第2章 八年間勝ち続けて5億ドルを稼いだ通貨の帝王
ビル・リップシュッツ より