お盆ということで、お墓参りに行かれた方、これから行かれる方が多いと思いますが、
私は今日、本邦テクニカル分析の祖、本間宗久先生(1724~1803)のお墓参りに行ってまいりました。
以下、その詳細レポートです。
■場所
東京都台東区下谷2-18-7 隋徳寺
随徳寺
コンクリート造りの現代的なお寺
合掌
本間宗久翁の出身地である山形県酒田市ではなく、東京に墓地があるというのが意外です。
この点色々と調べてみると、本間家第三代当主の本間光丘(1733~1801、宗久の甥)
が、「相場は永く家を保つ道にあらず」として、宗久を義絶したそうです。
どうやらその関係で、東京に宗久のお墓があるということのようです。
宗久が1803年死没なので、光丘(1801年死没)よりも長生きしたようですが、
天才トレーダーの宗久も、家族関係で色々とあったようです。
実に人間臭い泥臭い話ですが、周りの理解を得られないというのは、
天才の宿命というやつでしょうか。
家族関係では色々とあった本間宗久ですが、
死没後200年以上経っても、私淑する人々の墓参が絶えないというのは凄いことです。
そして、宗久が基礎を築いたテクニカル分析は、
現代の最先端金融マーケットでもその生命を失っていません。
本間宗久だったら昨今のユーロドル暴落、クロス円暴落をどう見るだろう。
そんなことをふと考える今日この頃です。