2008/06/06 21:30 

米非農業部門雇用者数(5月)
結果 49千人減 予想よりも良い(予想よりもマシ)
予想 60千人減 
前回 28千人減(20千人減から修正)(前月比) 下方修正

米失業率(5月)
結果 5.5% サプライズの悪い結果 最悪の結果
予想 5.1% 
前回 5.0%
 

   

非農業部門雇用者数は予想よりも良い数字でしたが、

失業率は、予想を遙かに超えるサプライズの悪い結果でした。

   

ただ、非農業部門雇用者数は予想よりも良いのは良いのですが、

どう見ても不景気な数字であり、予想よりもマシと言った方がより正確でしょう。

   

この最悪の指標結果をマーケットはどのように評価したのでしょうか。

・株

・金

・原油

・為替

それぞれそのように動いたのか、↓のチャートを見る前に想像してみてください。

(特に、原油がどのように反応したか考えてみてください。)


   

1分足

as428.JPG

   

5分足

as429.JPG

     

15分足

as434.JPG

    

猛烈な

・株安、

・金高

・原油高

・ドル安

でした。

   

悪い結果に素直な反応と言って良いでしょう。

  

一つ気になるのが、原油の反応です。

常識的に考えると、景気後退→石油消費量低下→原油安

というのが常識的な考え方と思います。

しかし、現実のマーケットは景気後退→原油高 となっており、

非常に不思議に感じます。

   

おそらく、景気云々を無視して、純粋にドル安→原油高(原油の実質的な価値は変わっていない)

ということなんでしょうが、

非常に奇妙だなあ、と思ってしまうのは私だけでしょうか。