昨晩はカナダドルが大暴れしました。
物語の始まりは、日本時間17:15に突然やってきました。
何か大事件でもあったのか?
カナダで新たな油田でも発見されたのか?
米国でテロでも起きたのか?
例によって、何もありませんでした。
6月13日 日本時間13時にドル円が突然暴騰したのと同じで、
テクニカル重要ポイントへの、投機筋の仕掛けと思われます。
結局瞬速でV字に切り返し、
その流れで21:30のカナダ指標GDPで悪い数字が出て、
日足ではなんと陽線になってしまいました。
一見すると何がしたかったのか意味がよく分からない相場ですが、
要は投機のおじちゃんたちが、1.054のストップを付けたかっただけみたいです。
カナダのGDPが悪かったから切り返したんだという講釈も見られますが、
チャートを見れば分かるようにカナダGDP前に既にV字回復完了しています。
ストップを付けた後、売り方はさっさと利食いしていたわけです。
為替変動の本質が垣間見える大相場でした。
さて後講釈はこのくらいにして、重要なのは今後どうなるかですが、
非常に微妙なところで引けました。
日足を見る限りでは、長い下落後のたくり線、
しかも陽線の大引坊主となりました。
非常に強い足型です。
参考:http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/02/2_15.html
ただ、時間足の重要抵抗線手前、
しかも前日レンジの中央値ギリギリ超えたところで引けており、
再度の下落アタックも示唆しています。
正直、微妙です。
信頼性の高い買いサインですが、確信が持てないので
とりあえず月曜の動きを見て判断したいと思います。