今日から、ハイパースピード(マネーパートナーズ )のインディケータを一つずつご紹介します。
今日は、Swing Index(SI )、Accumulative Swing Index (AccumSwingIndex) について。
■Swing Indexとは
Swing Indexとは、切り上がり、切り下がりなどの動きから、価格の真の動きを抽出すべく開発された指標で、 ワイルダーによって考案されました。
Swing Indexは、二本の足の始値・高値・安値・終値を用いて算出します。
相場の動きに敏感に反応するので、中長期でのポジション保持よりも、短期での売買シグナルとしての利用が主とされます。
Swing Index(SI)の計算方法
SI=50×〔 {(c2-c1) +0.5×(c2-o2) +0.25×(c1-o1)}/r〕×K/L
rの計算
r1>=Max(r2,r3)の時 r=r1-r2/2+r4/4
r2>=Max(r1,r3)の時 r=r2-r1/2+r4/4
上記以外 r=r3+r4/4
o2:当日始値 o1:前日始値
h2:当日高値 h1:前日高値
L2:当日安値 L1:前日安値
c2:当日終値 c1:前日終値
r1:h2-c1の絶対値 r2:L2-c1の絶対値
r3:h2-L2の絶対値 r4:c1-o1の絶対値
K :r1とr2の大きい方の値
L :当日の値幅制限 (自分で設定するパラメータ。ただ、
為替では値幅制限が無い。)
【使い方】
ハイパースピードのSIでは値幅制限のパラメータを設定できるのですが、為替には値幅制限がないので、適当に15(%) くらいで良いのではないでしょうか。
南アフリカランド/円など、変動の激しいペアの場合は、念のために30くらいにしておいた方が良いかもしれません。
-100に近付けば近付くほど売られ過ぎ、
逆に+100に近付けば近付くほど買われ過ぎ、
と判断されるのが一般的のようです。
(いわゆるオシレーター系指標)
■Accumulation Swing Indexとは
Accumulation Swing Indexとは、その名の通りSwing Indexの値を累積した (Accumulation)指標です。
ASIの軌跡は、実際の価格変動と密接に連動します。
【使い方】
トレンドが強気の場合、ASIはプラスの値になり、
トレンドが弱気の場合、ASIはマイナスの値になります。
トレンドが無い場合は、ASIは0付近を上下します。
チャートのトレンドラインと同様にASIにもトレンドラインを引き、ブレイクアウトの確認に用います。
また、ASIと日足との間にダイバージェンスが示現している場合は、反転サインと見ます。
ハイパースピードについて詳しくはこちら:マネーパートナーズ